「もう、美容師辞めよかな・・・」。
美容師の世界って勝ち残るためのハードルは本当に高いですよね。それに美容師アシスタントを続けていると不安で不安でたまらないですよね。
あなたはどうでしょうか?今すぐ美容師を辞めたいですか?もちろん辞めたい理由は人それぞれだと思いますが、日々悶々と時間だけが過ぎていることと思います。
そこで「美容師を辞めたいと思ったらやるべきこと」についてここでまとめてみましたので、これから実際に転職活動を始める時の参考になれば幸いです。
美容師を辞めたいと思ったら、まずは転職理由を整理しましょう
自分の転職理由が「外的要因」なのか「内的要因」なのか整理しましょう。
なぜならその原因を整理することで次の展開が決まるからです。
例えば、転職理由が「人間関係」であれば理由は外的要因であるため、美容師として他店へ移籍するだけで解決します。
しかし転職理由が「美容師をやりたくない」であれば内的要因であるため職種や業務内容を変える必要があります。
そのため転職を希望する理由が「外的要因」なのか「内的要因」なのか具体的にキチンと整理しましょう。
【外的要因の一例】
①パワハラ、セクハラ、イジメを受けている
※この場合は迷わず今すぐ転職しましょう。これ以上会社に行く必要はありませんし、我慢しても何も得るものはありません。(会社に相談しにくい場合は退職代行業者に依頼しましょう。)
②明らかにヤバイ上司がいる
※「嫌な上司」はどこに行っても一定数はいます。しかし「明らかに精神を病んでいる」「違法薬物に手を染めている」「横領など不正行為を行っている」など人として問題がある場合も迷わず転職しましょう。
③社員同士の仲が悪い
※美容師の場合は人気商売がゆえの多少の嫉妬はあります。しかし過剰な「嫉妬や妬み」によるスタッフ間の不仲はそもそも会社の組織や仕組みに問題があります。
④労働時間が長すぎる
※今の世の中は「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」です。にも関わらず「無駄なミーティング」「やらされてる感のある勉強会」などで労働時間以上に拘束されるのは会社の運営や方針に問題があります。
⑤異常に給与が安い
※「試用期間」「仮入社」と言いながら最低賃金を明らかに下回る給与で働かせる会社は少なからずあります。その場合は労働基準法違反となり明らかに法的に違反しています。(実際に1ヵ月フル出勤手取り7万円で3ヶ月間働かされていた教え子がいました。もちろんその後退職しましたが、これは一昔前ではなく2019年の話です。)
【内的要因の一例】
①美容師の仕事に楽しさがなく達成感を感じない
※「すぐ辞めて根性が無いヤツ」と周囲から言われるかも知れませんが、美容師は最もやってみないとわからない仕事です。苦難を乗り越えて一流を目指すのもステキですが、自分の可能性を信じて思い切って転職するのも良いでしょう。
②そもそも別の仕事がしたかった
※「三つ子の魂百まで」という言葉もあるように、案外子供の頃に決めた目標こそ本当の自分の使命であるかもしれません。自分の直感を信じて思い切って転職するのも良いでしょう。
③身体的な不調、精神的な不調がある
※自身の成長のためには多少の負荷は必要です。しかし仕事による過剰な負荷はただのストレスでしかありません。結局は外的要因が原因ですが人生を楽しむためには健康な身体があってこそです。そして「元気があれば何でも出来る!」とアントニオ猪木さんも言ってますので迷わず転職しましょう!
次に転職することで解決したいことを整理しましょう
転職理由の中で解決したい項目の優先順位を決めましょう
なぜなら働く場所(職種や企業)を決めやすいからです
例えば・・・
①「とにかく奨学金を先に返済したい」⇒「肉体労働系で探す」
②「とにかく身体に負担が少ない仕事がしたい」⇒「事務職で探す」
③「とにかく好きなブランドの洋服を着て働きたい」⇒「アパレル職で探す」
④「とにかく成長を実感出来る会社で働きたい」⇒「企業内教育が充実した企業を探す」
⑤「とにかく美容室を経営したい」⇒「フランチャイズ制度がある企業を探す」
など解決したい優先順位を決めるとある程度求人情報が絞られます
特に①「奨学金の返済」は転職の際の大きなポイントとなると思います。
仮に美容師を続けるにしても「借金がある」または「借金がない」ではそれぞれ働いている時の心の状態はかなり変わってきます。
もし「借金がある」のが不安でたまらないのであれば、収支を見直すなど返済計画を具体的に立てましょう。
奨学金返済の優先は自分の為はもちろん、次に奨学金を利用する後輩達の為でもあるので転職の正しい理由になるので返済に集中する道を選びましょう。
このことからも今後の人生設計をキチンと計画的に組み立てるために「解決したい項目」の優先順位を必ず決めましょう。
実際の就職活動は転職エージェントを利用し、有利に進めましょう
今からの就職活動は美容学校時代とは状況が異なります。そのことを理解し、素直に転職エージェントを利用することが転職を早期に成功させるコツです。
なぜなら美容業は美容師になりたい人数よりも、スタッフを募集しているサロン数の方が圧倒的に多いからです。そのため比較的簡単に就職が決まりやすいので就職活動の苦労を知らない人がとても多いのです。
つまりのところ美容師は完全な「売り手市場」であり、ライバルはせいぜい同じ美容学校の同学年の成績優秀者くらいのため、そもそも自己アピールも簡単なのです。
しかし他業種での就職活動であればそうはいきません。「やる気」はもちろん「どんな能力があるか」「社会性はあるか」「一般常識はあるか」など厳しい審査項目があります。
それにあなたのライバルは美容学生ではなく「一般の人」なのです。その中にはこれまでに多くの就職活動を体験してきた大学生や、様々な職種を経験してきた社会人もいるでしょう。もちろん先に転職を決意した美容学校の同級生もライバルです。
そのように考えるとあなたの就職活動スキルは「ランクDかE」、頑張っても「ランクC」くらいです。
だからこそ社会人になってからの就職活動は一人で戦うのではなく、あなたの今の戦況を十分に分析、理解し冷静にアドバイスをしてくれる転職エージェントを利用することを強く勧めます。あなたの熱意を受止め、正しく導いてくれる人がいれば必ず理想の転職が実現出来ます。
注意!転職活動は開始時期と環境作りを重要視しましょう!
「とりあえず辞めてから考えよう」はキケンです!
辞めたいと思ったら可能な限り今の環境のまま転職活動をしましょう。
なぜなら、仕事を辞めてから行動すると次の仕事が見つからなかった場合「とりあえずフリーター」になるしか選択肢がないからです。
それにアルバイトでは履歴書の職歴は埋まりません。つまりアルバイトとは「簡単に出来る仕事」「誰でも出来る仕事」なので履歴書に書いてアピール出来る仕事ではないのです。
また転職のための熱意や行動力は時間が開けば開くほど下がってきます。そのため次の就事決定までの期間が開けば開くほど「絶対的に不利」な状況を作ることになります。
そして万が一、就職活動に対するモチベーションが下がり切ってしまった場合は、そこからの脱出はかなりハードルが高いです。下手をすると転職エージェントではなく、心療内科のカウンセラーにお世話になる可能性があります。
そのためにもまずは今の環境のまま効率よく転職活動しましょう。
「とりあえずハローワークに行こう」はキケンです!
初回から簡単にハローワークを利用するのは止めましょう。
なぜならハローワーク行くと会場の雰囲気に自分が飲み込まれてしまうからです。
と言うのもハローワークは「公共職業安定所」であり立派な職業紹介所ですが、仕事が無くてどうしようもなく困っている人が連日大集合する場所なのです。
実は私も実際に会場に訪問したことがありますが、会場に入った瞬間から何とも言えない雰囲気から切羽詰まった強烈な「マイナスエネルギー」を感じます。
もちろん差別するわけでもなく、利用されている方々は「仕事がしたい!」と素晴らしく前向きで行動力がある方々です。
しかしあの何とも言えない会場内の雰囲気で仕事を探すのは余程の高いモチベーションと強いハートが必要です。
だからこそ他の転職希望者の影響を受けないような環境を自ら作り、自分だけの就職活動に集中することを強く勧めます。
1.転職したいと思ったら転職理由を整理しましょう
2.転職することで解決したいことを整理しましょう
3.転職エージェントを利用して転職を有利に進めましょう
4.転職は開始時期と環境作りを重要視しましょう
この記事を読んで少しでも前に進んでもらえたら幸いです。そしてあなたの成功を陰ながらお祈りしております!人生の主役はあなた自身です!そして仕事は人生そのものです!楽しく前向きな人生を送りましょう!